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高齢者虐待を防ごう


*高齢者虐待を発見、または疑いがあると情報を得た場合は、保健福祉課地域包括支援係(御代田町地域包括支援センター)までご連絡ください*


【相談窓口】

保健福祉課地域包括支援係(御代田町地域包括支援センター)
31-2510



【高齢者虐待とは】

 高齢者虐待防止法では、65歳以上の高齢者に対し、本人を介護している家族などの養護者、または施設職員など養介護施設従事者等による次のような行為を虐待と定義しています。
身体的虐待高齢者の身体に外傷が生じ、または生じる恐れのある行為を加えること。
・殴る、蹴る、たたく、つねる、やけどを負わせる
・医療的判断に基づかない、痛みを伴うようなリハビリや動作の強要
・ベッドに縛りつけたり、意図的に薬を過剰に与える
・物を投げつける
・外から鍵をかけて閉じ込める  など
介護・世話の放棄・放任高齢者を衰弱させるような著しい減食または長時間の放置、養護者以外の同居人による虐待行為の放置等、養護を著しく怠ること。
・空腹、脱水、低栄養状態のままにする
・おむつなどを放置する、冷房を使わせないなど劣悪な住環境の中に放置する
・徘徊や病気の状態を放置する
・必要な医療や介護サービスを受けさせない
・孫が高齢者に対して行う暴力や暴言などを放置する  など
心理的虐待高齢者に対する著しい暴言または著しく拒絶的な対応、その他高齢者に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。
・排泄などの失敗に対して恥をかかせる
・子ども扱いをする
・怒鳴る、ののしる、悪口を言う
・無視をしたり、家族や親族、友人などとの団らんから排除する  など
性的虐待高齢者にわいせつな行為をすることまたは高齢者にわいせつな行為をさせること。
・裸や下着姿のまま放置する
・キス、性器への接触、セックスを強要する
・わいせつな写真や映像を見せる
・人前で排泄行為をさせる、おむつ交換をする  など
経済的虐待高齢者の財産を不当に処分すること、その他当該高齢者から不当に財産上の利益を得ること。
・日常に必要なお金を渡さない、使わせない
・年金や預貯金を自分の借金返済などのために無断で使用する
・入院や受診、介護サービスなど必要な費用を滞納する
・本人の土地や自宅を無断で売却する  など
【通報の義務】

 高齢者虐待防止法では、早期発見、早期対応につなげるため、虐待に気づいた人に対し市町村への通報義務が定められています。
 通報者に関する情報を外部に漏らすことは一切ありません。


【通報後の対応】

 高齢者虐待が起こる背景には様々なものがあります。高齢者本人や介護をする家族それぞれに原因があり、それぞれに対する支援が必要となります。関係者と連携しながら、早期に対応をしていきます。
(例)
・必要な医療機関へのつなぎ
・介護保険サービスの調整
・介護環境の改善や介護負担の軽減
・成年後見制度など必要な制度の調整  など


高齢者を介護している方へ】

 介護に関する不安や悩み、介護の負担を一人で抱え込んでいませんか?
 高齢者虐待防止法では、高齢者本人に対する支援だけでなく、介護者への支援についても規定されています。
 介護を一人で抱え込むことで、介護者自身が負担の重さや孤立感に追いつめられ、結果的に虐待へと発展してしまうことがあります。また、本人のためとしていたことが、法律上では虐待と判断されてしまうこともあります。そうならないためにも、介護の悩みや負担は一人で抱え込まず、誰かに相談することが大切です。

①専門機関に相談しましょう
 地域包括支援センターは、高齢者に関する様々な相談を受け付けています。介護保険サービスやその他制度の紹介、専門医の紹介やつなぎなど必要な支援を行います。また、すでに介護保険サービスを利用している場合は担当のケアマネジャーに相談してみましょう。

②介護保険サービスを利用しましょう
 必要なサービスを利用し、介護者自身の負担を軽減していきましょう。通所サービスだけでなく泊りのサービスなどもあるため、うまく利用しながらリフレッシュできる時間を作ることが大切です。

③家族や周りの人に相談したり、同じ境遇の人と交流する機会を持ちましょう
 介護に関する悩みや不安は、一人で抱え込まず、家族や友人など信頼できる方に相談してみましょう。また、同じように家族を介護している方と交流する機会を持ってみましょう。話しをするだけで心が軽くなったり、今までの経験から良いアドバイスがもらえたりするかもしれません。
 御代田町では、認知症本人やその家族、支援者が集まり交流する『オレンジスマイル』を月1回開催しています。
 また、御代田町社会福祉協議会では、年3回『オレンジカフェ』を開催しています。


 
気づかずに虐待しているかも・・・
□ 言うことを聞かないので、手を出したりののしったり、逆に無視したりしている。
□ 良いことと悪いことをわかってもらうため、たたくなどしてしつけをしている。
□ 認知症のため徘徊するので、部屋に閉じ込めている。
□ 認知症や寝たきりで外聞が悪いので、外出させなかったり人が来ても会わせないようにしたりしている。
□ 預貯金などを管理し、本人に無断で使っている。
□ 経済的に苦しいので、病院に連れていくことを控えている。
□ リハビリと称して、家事や運動を強要している。
□ 人前でおむつを替えたり、しばらく裸のままにしておくことがある。

【周囲の方、地域の方へ】

 高齢者虐待は、誰にでも起こり得る身近な問題です。
 虐待されている高齢者の多くは認知症があり、自ら助けを求めることが困難です。また、介護者も認知症のことを隠したり、周りに相談できなかったりすることで、虐待の発見が遅れてしまうケースもあります。そのため、周囲の見守りが大切となります。日ごろから声掛けや見守りを行うことで、介護者の孤立感を軽減し、また、高齢者や介護者の変化に気づきやすくなり、虐待の早期発見につながることが期待されています。


もしかして虐待かも・・・
高齢者の様子□ 不自然なあざやケガがある
□ 怯えたり怖がったりする様子がある
□ 「家にいたくない」「帰りたくない」と言う
□ 汚れた服のままいたり、異臭がしたりする
□ 極端に痩せてきている
□ 無気力な様子や投げやりな様子がある
□ 「お金を自由に使えない」と訴える
介護者の様子□ 介護疲れが見られる
□ 高齢者を怒鳴る声や、物を投げる音がする
□ 高齢者に対して、冷たい言動や威圧的な態度が見られる
□ 他者を高齢者に会わせない
□ 支援者の介入やサービスの利用などを拒否する

*少しでも気になることがありましたら、保健福祉課地域包括支援係(御代田町地域包括支援センター)までご相談ください*

この件に関する問い合わせは

保健福祉課 地域包括支援係(地域包括支援センター)
電話番号: 0267-31-2510
FAX番号: 0267-31-2511