浅間山火山防災マップ
避難所について
噴火レベルについて
- 浅間山の活動状況に応じて、気象庁は5段階の噴火警戒レベルを発表します。火山防災マップ(2009年度版)は、噴火警戒レベ1~3の時の注意事項や登山道・道路の規制状況を説明しています。レベル4~5が発表されたら、自治体からの指示に従ってください。
- 噴火警戒レベル1~3では居住地域には大きな危険が及ばないため避難する必要はありません。浅間山への登山は噴火警戒レベルに応じて規制されるため、決められた登山道を利用してください。
- 噴火活動は急に変化することもあるため、市町村の防災行政無線やメール配信サービス、テレビ・ラジオなどの情報に十分注意してください。
浅間山の噴火警戒レベル
噴火警戒レベルは、気象庁から予報・警報により発表され、5段階で表示されます。レベルは、噴火に伴い直接人命に危険が及ぶ範囲や火山現象をあらかじめ想定し、住民の方々にとっていただく対応の段階を示しています。
噴火警戒レベル
予報、警報の略称
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対象範囲
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レベル
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キーワード
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注 意 事 項
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噴火警報
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居住地域
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5
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避難
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地元防災機関(市町村・警察・消防)からの指示に従い、避難をしましょう。
【天明規模の噴火の発生または切迫】 |
4
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避難準備
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地元防災機関(市町村・警察・消防)の指示に従い、いつでも避難できる準備をしましょう。避難に時間がかかる方は避難をしましょう。
【天明規模の噴火の発生が予想される】 |
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火口周辺警報
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火口から居住地域近くまで
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3
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入山規制
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火口から4km以内に入ってはいけません(下の地図の黄色い円の中)。噴火が切迫している場合や4kmより遠くに噴石(岩塊)が飛ぶような噴火が発生した場合は、一時的に道路を規制することがあります。
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火口周辺
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2
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火口周辺規制
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火口から4km以内では下の図に示すオレンジ色の登山道のみ立入可です。
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噴火予報
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火口内等
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1
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活火山であることに留意
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火口から4km以内では下の図に示すオレンジ色と青色の登山道のみ立入可です。(火口から500m以内立入禁止)
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噴火警戒レベル4~5
- 噴火警戒レベル4~5では、居住地域まで被害が及ぶ恐れがあるため、避難準備や避難をする必要があります。
- レベル4~5が発表された場合は、地元防災機関(市町村・警察・消防署等)の指示に従ってください。
噴火警戒レベル1~3
- 噴火警戒レベル1~3では登山道の規制地点が変わります。
- 規制範囲内では、噴火に伴い直接人命に危険が及ぶ火山現象が発生する恐れがあります。
- 一時的に道路を規制することがあります。
- 積雪期には、噴火によって火砕流が発生した場合、雪が融けて火山灰等と共に流れ下る「融雪型火山泥流」が発生する恐れがあります。
- 浅間山を源流とする沢沿いでは特に注意が必要です。
- 居住区域の住民避難が必要になることがあります。
- 地元防災機関(市町村・警察・消防署等)の指示に従ってください。
レベル1~3の規制箇所
浅間山の噴火の特徴(明治以降の噴火)
浅間山は、最近20~30年間は比較的静かな状態が続いています。
しかし、明治時代から昭和30年代にかけては、噴火をひんぱんに起こしていました。
噴火した場合、火口から4km以内では、50cm程度までの大きな噴石(岩塊)が飛んでくる可能性があります。
明治時代以降の噴火で犠牲になった方々は、全て火口から4km以内にいた登山者で、噴石(岩塊)の直撃を受けて亡くなっています。
天明の噴火
天明規模の噴火は、今すぐ起こる兆候はありません。
天明3(1783)年の噴火は、死者1400人以上、倒壊家屋1000棟以上となる大災害をもたらしました。この噴火が「天明の噴火」と呼ばれ、大規模噴火の象徴ともされています。この規模の噴火は、過去2000年間に3回記録されています。
明治以降では、天明規模の噴火の発生はありませんが、将来起きる可能性があります。
降灰(火山灰)についての注意
- 火山灰は風で遠くまで運ばれます。また、風向きによって様々な方向に振ります。平成16年(2004)年の噴火時には、図のように風向きによって様々な方向に火山灰が降りました。
- なるべく家から出ないようにし、やむを得ず外出する場合は、マスクやゴーグルなどでのどや目を守りましょう。大きな健康被害を引き起こすことは少ないですが、ぜんそくや気管支炎などの症状をお持ちの方は、注意が必要です。
- 窓やドアをしっかり閉めるようにしましょう。コンピューターや精密機器の故障の原因になります。
- 火山灰は、とがった結晶質の構造をしているため、ワイパー等でこすると車のフロントガラスに傷がつく恐れがあります。多量の水で洗い流すようにしましょう。
- 道路が滑りやすくなり、車やバイク、自転車のブレーキが利きにくくなります。また、タイヤで巻き上げられた火山灰などで視界が悪くなります。注意して運転しましょう。
浅間山について知るには
- 浅間山の活動状況について詳しく知りたい方は気象庁ホームページをご覧ください。
- 利根川水系砂防事務所と長野県佐久建設事務所のホームページでは、ライブカメラで山の様子を見ることができます。
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浅間山火山防災マップ
浅間山火山防災協議会(※)では、浅間山の過去の火山活動を紹介するとともに、噴火した場合に予想される現象や噴火警戒レベルに関する事項、浅間山の監視体制などを記した『浅間山火山防災マップ』を作成しました。
噴火警戒レベルは、火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」と「とるべき防災対応」を5段階に区分して、気象庁が発表する指標です。
『浅間山火山防災マップ』を令和元年7月10日に区を通じて各世帯に配布しました。また、総務課 情報防災係窓口でも配布しています。『浅間山火山防災マップ』を万一の噴火に対する日頃からの備えにご活用ください。
(※) 浅間山火山防災協議会
活動火山対策特別措置法に基づいて、浅間山において想定される火山現象の状況に応じた警戒避難体制の整備を行うとともに、地域住民の皆さん等の防災意識の向上に資することを目的に長野県、群馬県、浅間山周辺市町村、防災関係機関、火山専門家等で構成された組織です。
【2019年度版】
●浅間山火山防災マップ(パソコン・スマートフォンでもスムーズに閲覧できます。)
●PDF版は以下からダウンロードしてください。
全体版(A1サイズ)
浅間山火山防災マップ(全体版)
●分割版(A3サイズ)
浅間山火山防災マップ①
浅間山火山防災マップ②
浅間山火山防災マップ③
浅間山火山防災マップ④
浅間山火山防災マップ⑤
浅間山火山防災マップ⑥
浅間山火山防災マップ⑦
浅間山火山防災マップ⑧
【2011年度版】(融雪型火山泥流マップ)
融雪型火山泥流は、雪が山頂付近に積もっている時期に高温の火砕流などの発生により雪がとけて、土砂・火山灰等と一緒になって斜面を高速で流れ下る現象です。
【2009年度版】(道路規制マップ)
浅間山火山防災マップ(2009年度版)では、「レベル1~3」における浅間山周辺の道路規制等が掲載されています。
国土交通省 利根川水系砂防事務所
※各市町村の浅間山火山防災マップ(2003年度版)をダウンロードすることができます。なお、地区別の避難所一覧が掲載されていますが、これらは古いものになりますので、御代田町内の避難所は、こちらのページをご覧ください。
この件に関する問い合わせは
総務課 情報防災係電話番号: 0267-32-3111
FAX番号: 0267-32-3929