病害虫発生予察注意報(斑点米の原因となるカメムシ類)
斑点米の原因となるカム虫類の発生が多く、斑点米が多発する恐れがある。
根拠
・7月下旬に実施した本田すくい取り調査(20回振)では、斑点米カメムシ類の捕獲地点率は県下全域で45.9%(平年24.0%)と高く、1地点当たりの平均捕獲頭数も3.2頭(平年0.6頭)と多かった。特に、東信地域及び北信地域は全般に多く、中信地域は一部で捕獲が多かった。
また、近年は増加傾向にあるアカスジカスミカメは1地点当たりの平均捕獲頭数は、成虫が1.08頭(平年0.11頭)、幼虫が1.06頭(平年0.03頭)であり、いずれも平年と比べ多かった。
・7月23日に気象庁が発表した向こう1か月の予報では、「平均気温は高く、降水量はほぼ平年並」とされており、今後も斑点米カメムシ類の発生に好適な気象条件が続くと予想される。
防除対策と留意点について
(1)斑点米カメムシ類は主に出穂期以降に水田へ侵入するため、出穂の早い品種(あきたこまち、酒米等)は、被害を受けやすい傾向にあり注意する。また、主要な加害種がカスミカメ類である地域では、品種によって割れ籾の発生程度が異なり、斑点米被害の発生リスクにも差が生じることから、防除対策の参考とする。
(2)出穂期の畦畔の草刈りは、雑草に生息する斑点米カメムシ類を水田内に追い込む可能性があるため、原則として行わない。やむを得ず草刈りを実施した場合は、速やかに本田防除を併せて行う。また、登熟期間中、特に乳熟期から糊熟期にかけての草刈りについても同様に控える。
(3)アカスジカスミカメは、出穂以降に本田への侵入が顕著となるが、ノビエ、シズイ、ホタルイ類等の穂を好み、これらの雑草が早期からの侵入・増殖を促して斑点米被害を助長するため、水田内の除草を徹底する。
(4)本田防除で茎葉散布剤を使用する場合は、出穂10日後頃を目安に散布する。なお、斑点米カメムシ類の発生が多い地域では、さらに7~10日後(出穂17~20日後頃)に追加防除を実施することが望ましい。
(5)粒剤を使用する場合は、キラップ粒剤は出穂期に、その他の粒剤は出穂7日後頃を目安に散布する。なお、粒剤はアカヒメヘリカメムシやクモヘリカメムシなどの中・大型種に対する防除効果が低いため、発生種を確認したうえで薬剤を選択する。また、粒剤の施用時は、田面を露出させない程度の湛水状態を保つ。
(6)本年は高温傾向が続いていることから、出穂期が平年より早まる可能性がある。各ほ場の生育状況を十分に確認し、適期防除に努める。
(7)薬剤の散布に当たっては、ラベルを確認し、農薬使用基準(使用時期、使用回数)を順守する。
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